登山シーズンが終わる前の11月初め、宮城県の泉ヶ岳に登ってきました!
変わりゆく季節を感じながら、山で食べるカレー麺がおいしかったです。
目次
泉ヶ岳(いずみがたけ)ってどんな山?
泉ヶ岳は宮城県仙台市の北西に位置する標高1,172mの山で、頂上付近からは仙台市街、太平洋、蔵王連峰まで一望することができます。
仙台駅から車で約50分と、街中からも比較的アクセスが良好です。
兎平付近まではリフトが運行しており、冬はスキー、夏はパラグライダーと、年間を通してアウトドアが楽しめます。
山麓では春にミズバショウが咲き乱れ、木道から散策することができます。
登山口付近にはオーエンス泉岳自然ふれあい館、キャンプ場があり、仙台市の多くの小学生も野外活動で訪れます。老若男女問わず仙台市民が慣れ親しんでおり、また、初心者でも登りやすい山といえるでしょう。
登山ルートについて
泉ヶ岳には4つの登山ルート(水神コース(初級)、かもしかコース(中級)、滑降コース(中級)、表コース(上級))があります。
広くて眺望も良い「賽の河原」(水神コースを山頂から少し下ったところ)で昼食を取りたい!ということで、下りを水神コースに決めました。
登りはかもしかコースのスキー場を登り、兎平からお別れ峠方面へ進んで、滑降コースの途中から山頂を目指すルートとしました。
通ったことのない道を通ってみたかったのでこのルートになりました。
いざ、泉ヶ岳へ!
10:30に泉ヶ岳大駐車場を出発
朝ごはんを食べて自宅を出発、途中の薬王堂でおやつを調達し…、10:30頃から登り始めました。
かもしかコース登山口は、広い駐車場の中間地点くらいから入っていきます。
奥に見えるスキー場の方に向かいます。
晴れ予報ではあるのですが、雲が厚いです。天気が変わらないうちにサクサク行きたいと思います。
かもしかコースの最初のルート迷いがち
スキー場のどこから登れば良いの?といつも迷うので、備忘録として載せておきます。(初めて登った時は全く分からず、リフトの係員さんに聞きました)
山頂に向かって左側の林に沿って登ります。右側のリフトは通年運行しているので、体力温存したい方は利用しても良いかもしれません。
スキー場の中間くらいまで登って振り返った景色です。上の写真は見えづらいですが、仙台市街が一望できます。
スキー場の傾斜がきついので、気合いを入れて登っていきます。
兎平まで登って最初の分岐です。かもしかコースは右方面ですが、今回は左に行ってみます。
秋の終わりを感じながら歩く
ススキの原っぱと、右奥には白樺の林がありました。秋の終わりの、落ち着いた色合いです。
夏は木漏れ日のさす道かもしれませんね。今日はやわらかな光が暖かいです。
色々な色の落ち葉絨毯の上を歩きます。紅葉を見るのも良いですが、落葉の上を歩くのも季節が感じられて良いものだなと思いました。
滑らないよう足元に気をつけて進みます。
お別れ峠から徐々に岩道へ
11:10頃にお別れ峠に着き、滑降コースに合流しました。この写真で言うと右側から来て、正面の方向へ進んでいきます。
遠くに頂上も見えてきました。
徐々に大きな岩も増え、傾斜もきつくなってきます。
大壁と書いてありますが、そこまで大きい岩でもないです(笑)
そして、反り立っているわけでもないので、滑らないように落ち着いて歩きます。
そして山頂へ
しばらく登っていくと、だいぶ視界が開けてきました。もう一息!
12:10頃、山頂に到着!登頂時間約1時間40分です。
参考時間が約2時間10分なので、だいぶ短縮できてうれしいです。
山頂の眺望はないので、賽の河原まで早速下っていこうと思います。
山々の水墨画を見ながらお昼休憩
山頂から3分ほど下ると、すぐに賽の河原に到着です。
雲の多い天気でしたが、日光が柔らかく、遠くの山が幾重にも重なって、水墨画のような美しい景色でした。
コッフェルでお湯を沸かしてカレー麺を食べました。頑張って登った後、山で食べる昼ごはんは格別です。
山では汁が捨てられないのでお湯を少なめに作りましたが、少なすぎたかも?麺しか見えません(笑)
味はとても美味しかったです。
残っている紅葉を見ながら下山
景色とお昼を堪能したら、下山に入ります。水神コースは木の間の道をずっと歩いていきました。
下の方に行くにつれて、紅葉が少し残っています。
緑→黄→橙→赤の全てのグラデーションが見られるところもあり、きれいでした。
だいぶ下って水神様のところまで来ました。
落ち葉で川は見えにくくなっています。夏は清水が気持ち良いだろうなと思いました。
下山、そしてコースタイムは…?
水神様から登山口までは、まだまだ距離があるので頑張って歩きました。下りは苦手です。
遠くで、動物園にいる海外の猿のような鳴き声(伝わるでしょうか、)が聞こえました。
当たり前ですが、街に近い山でも多くの動物が住んでいるのだなと再認識。クマにだけは会いたくないので、リュックに下げたクマ鈴を、自ら振って鳴らしながら下山しました。
コンクリートの道に出たらもうすぐ終わりです。
登山口に到着。見えている建物は、オーエンス泉岳自然ふれあい館です。
14:20、約1時間30分で下山です。
いくら下山苦手と言っても…登頂時間とほぼ同じなのはなぜ(笑)
駐車場について
登山口最寄りは、泉ヶ岳大駐車場
水神コース・かもしかコース・滑降コースの登山口最寄りは、泉ヶ岳大駐車場です。仙台駅から車で約50分でアクセスできます。
表コースの最寄りは表コース登山口駐車場(約10台)で、泉ヶ岳大駐車場よりも道路を奥に進んだところにありますが、泉ヶ岳大駐車場に停めて、表コース登山口までは道路を歩く方も多いです。
下山ルートと合わせて検討するのが良いと思います。
名称 | 泉ヶ岳大駐車場 |
住所 | 〒981-3225 宮城県仙台市泉区福岡岳山(下記マップ参照) |
利用できる時間 | 8:00〜17:00 ※駐車場入口看板に上記記載ありますが、実際は24時間入れます |
料金 | 無料 ※泉ヶ岳スキー場の目前まで入っていく場合は、年始〜3月1週目までの土日祝のみ有料(普通車500円/日、大型車1,500/日) |
収容台数 | 250台 |
備考 | 泉ヶ岳スキー場(リフト)、オーエンス泉岳自然ふれあい館に隣接 |
トイレ、靴洗い場について
トイレ
泉ヶ岳市民キャンプ場前、オーエンス泉岳自然ふれあい館にトイレがあります。
登山ルート中及び山頂にはトイレがないので、登山前に必ずトイレを済ませるようにしてください。
靴洗い場
オーエンス泉岳自然ふれあい館の建物前に、靴洗い場があります。
周辺の温泉情報 IZUMI PEAK BASE(泉ピークベース)
泉ヶ岳は地元なので、普段なら自宅に帰ってお風呂に入るところですが…、
来るときに泉ヶ岳大駐車場の道路向かいに温泉マーク♨️を発見してしまい、せっかくなので入ってみようと思います。
2022年7月にオープンしたばかりのキャンプ場「IZUMI PEAK BASE (泉ピークベース)」内に温泉施設があり、キャンプ場を利用しない人も日帰り利用可能とのこと。
シンプルに洗練された館内です。お湯はどうでしょう…見ると、底に砂鉄のような析出物が。源泉を地下1,310mから汲み上げた天然温泉です。じわりと温まります。
そしてなんと言っても、眺望がとても良いです!仙台市街、太平洋まで見渡せて開放感にあふれています。思いがけない景色にとても癒された温泉でした。
施設名 | IZUMI PEAK BASE (泉ピークベース) |
住所 | 〒981-3225 宮城県仙台市泉区福岡字岳山8-1 |
TEL | 022-347-3356 |
営業時間 | 6:00~21:00(最終受付20:30) ※毎週火・水は大清掃のため10:00~15:00利用不可 |
定休日 | なし |
料金 | 大人800円 子供600円 貸切風呂 入浴料+2,200円 |
駐車場 | 100台 |
備考 | シャンプー、リンス、ボディソープ、ドライヤー、 タオルレンタルあり |
HP | https://peak-base.com |
まとめ
紅葉と落葉した木が入り混じり、日光も柔らかく、秋から冬への季節の移り変わりを感じられて、心に染み入るような登山でした。
冬山は怖いので今シーズンは登山納めになりますが、春になったら次はどこの山に登ろうか楽しみです。
来シーズンは、もう少し早く下山できるよう精進します。
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